虹の国からナマステ!

遠い異国の地、南アフリカで37歳で乳がん宣告?!

がん告知後

前回のブログからかなり間があいてしまいましたが。。。

 

木曜日にがん告知をされて、金曜日は彼が事務手続きに追われる。

この時はコロナの影響で在宅勤務だったおかげで、仕事をしながら事務手続きができたので本当に良かったです。本来であれば自分でも事務手続きをするべきですが、なんせ英語ですべてを行わなくてはいけないのは私にはハードル高すぎ。彼にはとても感謝しています。

 

がん告知の覚悟ができたとはいえ、ショックだったのは間違えなく、金曜日はベッドで塞ぎ込んでおりました。ベッドに寝ながら考えたのは、なんでこんなことになってしまったのだろう、そんなことを考えても何も変わらないのに。

そして彼に対してとても申し訳ない気持ちでいっぱいになり、涙が止まりませんでした。彼が仕事の合間にベッドへ様子を見に来てくれた時に

「こんなことになって本当にごめんなさい。結婚前にあなたをこんなことに巻き込むなんて、謝っても謝り切れない」

 

私は旅が好きで、大学を卒業してからは派遣で仕事をしながら、お金が貯まれば長期で旅に出る生活をしてきました。普通であれば大学を卒業して真面目に仕事をして、昇進を目指したり、結婚するなどしていると思います。そんな人生は嫌だ、人生は1回しかないから好きなことを安定した生活じゃなくてもいいから諦めないでやりたいとこの37年間生きてきました。まだやりたいことは色々とあるし、自分の人生に全く後悔がないわけではないけれど、全体的にやりたいことは結構やってきたわけで、もしこれで死んでもそこまで後悔はないのかなって思い始めました。そうしたら少しだけ、自分が置かれた状況を冷静に受け止めることができました。諦めではないけれど、なんというか気持ちがとても軽くなりました。

 

彼はというと、私の前ではいつも通り明るくしていましたが、かなりストレスを抱えていました。基本的に悩まないし考えこまない男なのですが。。。

二人とも口には出さないけどがん告知のショックは大きく、ぼーっと何もせずに過ごして、いつもなら食事を作っているのですが、それもせずにUber Eatsに頼って、何もせず。

 

ふとした時に彼に「大丈夫?」って聞いたら「大丈夫だよ、全てうまくいくから。」と言われたけど、その時の彼の目は涙でいっぱい。。。それを見て、私はもう彼の前で辛いとか泣いたりはしてはいけないと思いました。

 

リアルタイムの今は手術を終えて約3週間、この時よりはストレスはないです!

もうガンから完全克服してやる!!っていう気持ちでいっぱい!

この時は死を宣告されたような気分だったので。