虹の国からナマステ!

遠い異国の地、南アフリカで37歳で乳がん宣告?!

身に覚えがあること

今回乳がんと診断される前に、身に覚えがあることがありました。

 

それは遡ること6年前。

当時私はワーキングホリデーでオーストラリアにいました。

ふとした時に左の乳首から茶色の液体が出てくることが気になり、インターネットで検索。そこには”乳がん”かもと。。。

ただその時初めて乳首から液体が出ていたのを気付いたのではなく、前々からあったが気にしていなかった。いつからかは完ぺきに覚えていないけど、液体が出るといっても大量に出てくるわけではなく、たまに滲んでくる程度で、ブラジャーにそれがついていたりしていました。

 

直ぐに病院に行って、マンモグラフィーと超音波検査を受けました。

然しながら、結果は原因はわからないけど特に問題はありませんとだけ。

胸が痛いとかもなく、医者から問題ないということなので、私もそうなんだって終わらせました。

 

そしてそれから2年後、日本に戻って再度検査。

そこでも結果は同じ。先生には「特に問題はありません。人間の体には説明できないことが起きることがある。」とだけ言われました。

 

2回検査を受けて、問題ないってことは大丈夫だろうなって思って安心。その後、先月の乳がん検診まで何もしませんでした。でも心の片隅にはいつもこのことがあったので、定期的に胸を触ってしこりがないかは確認していたし、いつか乳がんになるかもしれないという気持ちはずっとありました。

 

南アフリカのクリニックで乳がん検査をしたときに、先生にこのことを話しました。

そしたら先生が、

「何もないのに乳首から茶色い液体は出ない!なんで検診した医者たちは原因を突き止めようとしなかったのか信じられない!」

と何度もこの言葉を言って、怒っていました。

いま改めて思うと、南アの先生が言っていることは当たり前のことであり、私も原因を突き止めようとしなかったことに反省します。こんなこと言ったらただの馬鹿ですが、乳がんだったらどうしようとか悪いことだったらどうしようと思って、現実から逃げたくて原因を突き止めようとしなかったんだろうと思います。

 

”乳がん告知”部分で書きましたが、がんができてから2,3カ月と言われました。不思議なことに子宮が痛い(当時はお腹が痛いと思ってましたが)のが気になるようになったのが、2,3カ月前。今まで子宮が痛くなることは殆どなかったのに。

子宮が痛くなければ、乳がん検査をこのタイミングで受けることもなかったので、今思えば子宮が乳がんを教えてくれたのかなって、勝手に思っています。

 

今更ながらですが、定期検診って本当に大切だなって痛感しました。

うろ覚えなのですが、乳がん検診って結構お金がかかる(1万円くらい?)ので、特に痛いとかなければ中々受けないですよね。しかも乳腺科っていつも混んでいて予約取り辛いし。でも何かあってからは遅いので、必ず定期健診は毎年したほうがいいって心から思います。乳がんであることを告げることがいいのかどうか少し悩みましたが、親しい友人たちに定期健診を受けることを勧めました。少しでも友人達がもし乳がんになったとしても早期で見つけられる可能性が高くなるのであればと。

 

因みに日本で働いてた頃の健康診断はオールA判定で、医療保険の相談をした保険のスタッフの方に30代半ばなのに優秀ですねって言われていました。のどが痛くなるとか鼻がつまるとかあっても、ほぼ熱も出たことなければ、インフルエンザもかかったことないです!(予防接種しなくても)

親戚も含めて家族に乳がんになった人間もいません。とはいえ、父方も母方も男性陣の9割はがんになっていますが。。。ただ今は煙草を止めて2年になりますが、かなりのヘビースモーカーでした。

 

健康だけが売りの自分がまさか乳がんになるとは。。。今でも信じられません。