虹の国からナマステ!

遠い異国の地、南アフリカで37歳で乳がん宣告?!

Biopsy (生検検査)

いよいよ生検検査の日。(英語ではBiopsy)

まだ乳がん宣告をされたわけではなかったけれど、気持ちは既にがん宣告をされた気持ちでした。

実は今年の2月に中学時代からの男友達が大腸がんで亡くなりました。

彼が自分ががんで知ったときは既にステージ4、それまで体の異変にきづかなかったのだと思います。そのことがあったからか、自分もステージ4だったら。。。などと考えていてとても暗い気持ち。

 

ベッドに寝かされて局部麻酔を打たれて検査が開始。

検査だけなのに涙が止まらず、先生がとても困っていました。

恐らく痛くて泣いていると思われていたみたいだったけど、痛さは全くなく、それよりも自分が乳がんかもということに怖くて泣いていただけ。

検査自体は約1時間位で終了。先生からは約一週間は胸部分を動かさないように、シャワーはいいけどお風呂はダメと言われました。

検査は約10日間後に出るとのことでした。

 

麻酔が切れてから少し痛かったけど、血が大量に出る以外は特に問題なし。

検査が終わってから吹っ切れたのか、乳がんじゃないかもしれないし、深く考えないようにしました。

 

検査から約1週間後、散歩をしていた時にクリニックから電話が来ました。

「検査の結果が来たから明日8:30にクリニックに来てください」

その時は既に夕方4時、通常クリニックは朝9:00からなのに8:30に来てほしい。。。

ということはやっぱり乳がんだったのだろうと思いました。

彼が家に帰ってきて、明日クリニックに呼び出されたことと乳がんだったからこんな急に呼び出しだと思うと話したら、「いや、ただ単に結果が出たから呼び出されただけで乳がんじゃないよ!考えすぎ!」って言われました。

 

でも私の中では分っていました、明日は乳がん宣告されるって。

 

ここで検査費の話をしたいと思います。

日本は健康保険制度がしっかりしているので、検査費等に関してはそこまで心配することはないと思います。今回自分が乳がんになってみてわかるのですが、日本の健康保険制度は素晴らしいです。

南アフリカはMedical Aidという日本の健康保険のようなものを自主的に入らなければなりません。保険料もそこまで安くなく、プランによってカバーされる内容が違います。

私のプランは病院(いわゆるクリニックではなく大きい病院)での入院や手術に関してはフルカバー、クリニックや検査等に関しては一切カバーされないプランです。

殆どクリニックに行くこともなく、実際ここ2年の間に行ったのは今回のFamily Doctorを入れて2回だけだったので、クリニックがカバーされていなくても問題ありませんでした。自費で全部払っても一回の診療で約3,000円くらいです。

ただ女性は2年に一回乳がんと子宮がん検査、男性は前立腺がん検査が無料でついてきます。

最初にやったマンモグラフィーと超音波検査は無料でうけられるものを利用しましたが、今回の生検検査に関しては自費。あまりにも高くてびっくりしました。。。

私は怪しい場所が左胸に2つあり、両方共に生検検査したのですが、技術料だけで日本円で約60,000円でした。これは南アフリカランドがかなり安くなっているのでこの金額ですが、もし2年前のレートで日本円換算すると80,000円です。これに検査料も別途発生なので、それを合わせると全部で今のレートで約100,000円でした。

 

もし海外に住んでる方は健康保険に関して、よく調べた方がいいと思います。

その国によって医療制度が違うと思いますが、まさかの出来事は急にやってきます。

事前に準備をしておくことに悪いことはないはずです!

私は検査費だけ見たときは保険の見直しが必要かなとは思いましたが、結果的に今入っているプランで問題なかったのかなと今は思っています。